沈黙が続く委員決め、仕事を休んで参加する会議、前例踏襲の活動――。ネガティブな印象がつきまとうPTAを変えようと、埼玉県所沢市PTA連合会(市P連)が「理想のPTA規約」を作った。
主な内容は、保護者らの自主的な参加によって運営する▽役員が総会までに決定しない場合、後日選出後に会員への連絡をもって決定する、など。
規約と合わせて示された概要版では、「本人の意思に反する参加は強要しない」「役員が定数に満たず活動が困難な場合、役員が決定するまでの間、活動は休止となる」などと、規約の解釈についても明示している。また、非会員の子どもを区別しないという意図で、「すべての児童の健全で幸福な成長をはかることを目的とする」とした。
市P連に加入する45小中学校PTAに参考規約として示し、各校の規約に採り入れてもらうねらいだという。学校単独では柔軟な運営をするPTAも広がりつつあるが、各校が加入する上位組織として方針を示す例は珍しいとみられる。
前年度の役員が上座?
参考規約作りを提案したのは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル